「クッキーが食べたいんです🍪」

とみタクです🚙

今日も運行しています。

本日のお話は「クッキー」です。

昔、好きで食べていたクッキーが歯の不調により食べるのを控えていたお客様がいらっしゃいます。

このお客様、本当に努力家なのです。

女性ですが、長年お仕事で使いこんだ膝を悪くされ今は車椅子の生活となられていたのですが、以前から通われていた歯医者さんはスロープがなく階段を上らなければ院内に入れません。

その階段には手すりはあります。それを知っているこのお客様は、在宅リハビリで手すりにつかまり階段昇降の練習をされました。手すりに身体をあずける(重心を乗せて)ように片足づつ横に移動する要領でトレーニングされたとお伺いしました。私の仕事はバランスを崩さないように体を支えることとと車椅子の上げ下ろしです。

このリハビリの効果は他の場面でも生かされてるようです。トイレ動作も室内に手すりがある自宅では自立されています。


ICFでは

心身機能・身体構造=手すりに摑まる上肢の力がある

         =膝への負荷を減らせば段差を超える下肢筋力がある

   活 動   =手すりに摑まれば階段昇降ができる

   参 加   =手すり付きの階段の歯医者さんで歯の治療が受けれる

というところでしょうか?

当初、私が受け止めていた参加の目標は『歯医者で歯の治療を受ける』ことだと思っていました。

違うんです!明らかに違ったのです!!そりゃそうですよね。誰もが嫌がる歯の治療を受けることが目標になるわけないですよね!


その先の目標があったことを先日お伺いしました。

次回で最終の治療とお伺いして帰ったあと、お電話がありました。

お客様「富田さん。今度の歯医者に行くときにちょっと寄って欲しいところがあるんです・・。〇〇のお店で売っているクッキーを買ってから歯医者に行って欲しいんです。」

私「はい。もちろん大丈夫です。買物は今コロナの関係もありますから、お寄りして〇〇さんの代わりに私が買ってきますよ。」

お客様「ありがとうございます。今度で入れ歯ができて、記念といったらなんですけど・・、あのお店のちょっと固いクッキーが前から好きなんです。。歯の具合が悪くて結局入れ歯にはなるんだけど、今の仮歯も具合がいいようだし、久しぶりに食べれるかなぁと思ったり・・・食べたいんです(笑)」

笑い声が、とてもすがすがしかったです(^.^)


歯科受診に何度も通い今日が治療最終日です。

好きなクッキー🍪を食べるために

手すりに摑まり階段の上り下りのリハビリをして

最後の歯の治療を受けます。


とみタクシーはお客様の目標や思いも乗せてお連れします🚙



とみタクシー

介護保険制度にとらわれない幅広い外出を支援しております。 高齢になっても障害を持っても、外に出て気分を変えましょう! 外出という目標が日々を変え、達成できたことが自信につながり、 生きがいを持った日常が送れると信じています♬

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